あごの音がする!口が開かない!「顎関節症」かもしれません
こんにちは。
名古屋市中村区千成通の「いわま歯科クリニック」です。
突然、耳元でバキッと大きな音が鳴って、「えっ、骨が割れた!?」と驚いたことはありませんか?
硬いものを噛んでいた時や口を大きく開こうとした時、耳の付け根のあたりで不快な音が鳴ったのだとしたら、それは「顎関節症」の症状かもしれません。
顎関節症は、肩こり、偏頭痛、あごを動かす筋肉の痛み、腕や指のしびれ、めまい、痛くて口を開けられないなど、さまざまな身体の不調を引き起こします。
顎関節症は、顎の関節の内部にある「関節円盤」というクッション性のある線維組織がずれ、口の開閉に伴ってスムーズに動かないことで発症します。
なぜ、そんなことが起こるのかというと、ストレスなどからあごを動かす筋肉がこわばったり、仕事中や就寝中の姿勢が悪かったりするのが主な原因とされています。
他にも、転倒や打撲などによるケガの影響、噛み合わせが悪い影響、頬づえや悪い歯の癖といった日常習慣の影響なども考えられます。
近頃では、スマートフォン操作を長時間よくない姿勢で行うことが、あごの関節に悪影響を及ぼしているともいわれています。
「顎関節症」を予防するために、日常的な習慣を改めることから始めましょう。
まずは、上下の歯が当たらないように意識して口元をリラックスさせます。
できるだけ、硬い食べ物を噛む・同じ方ばかりで咀嚼することは避ける、頬づえの癖を止める、姿勢を良くする、心身をリラックスさせるといったちょっとした心掛けを続けていくのも大切です。
歯科では、マウスピースを作成し、就寝中に顎関節にかかる負担を軽くすることができます。
マッサージや低周波治療、ストレッチ、顎関節の動きをスムーズにするトレーニングや、筋力アップを目指す運動療法を用いる場合もあります。
早期発見し、早めに対策することが、顎関節症の治療にも必要です。あごに違和感を感じたら、いわま歯科クリニックにご相談ください。