子どものむし歯の特徴
乳歯のむし歯には、主に3つの特徴があります。
永久歯に比べて、進行が速い
乳歯のむし歯は色が白っぽくて痛みも出にくく、気づかないうちに悪化してしまいます。また、エナメル質が薄く、すぐ神経にまで達します。
次に生える永久歯に悪影響を及ぼす
むし歯が神経にまで達すると根の先に膿がたまり、その下で成長している永久歯が変色したり、歯並びが悪くなる可能性があります。むし歯治療で神経を取ってしまうと永久歯との生え変わりがうまくできず、乳歯を抜歯することもあります。
治療をくり返しやすい
乳歯はすり減りやすく、詰め物をしても取れてしまうのでよく作り直します。さらに、永久歯の成長に伴って乳歯の根が短くなり、根の治療がしっかりできないので膿が再びたまりやすくなります。