ストレスが原因?「歯のくいしばり」が及ぼす悪影響とは
こんにちは。
名古屋市中村区千成通の「いわま歯科クリニック」です。
肩こりがひどい、いつも頭痛がする、顎がバキッと鳴る…
無意識のうちにしてしまう「歯のくいしばり」が癖になっている影響で、そんな悩みを抱えている人がたくさんいます。
ストレスなどが原因で、歯を強く噛みしめてしまったり、歯ぎしりをしてしまうことを「クレンチング証拠群」といいます。
歯をくいしばると、時には体重の2~3倍もの力が発生します。100kgもの強い力がかかり続けることがあるため、健康へのさまざまな悪影響を及ぼす恐れがあるのです。
「たかが、歯のくいしばり」と軽く見て、放置するのは危険です。
「歯のくいしばり」によるリスクは、歯の削れや欠損・亀裂・破折といった歯に対する直接的な悪影響だけではありません。
顎関節症、知覚過敏、歯周病の悪化、顎関節症、肩こり・偏頭痛の慢性化など、多くの悪影響を引き起こすリスクがあるのです。
自分が無意識のうちに歯をくいしばる癖がついてしまっていないか、セルフチェックしてみましょう。
□ 歯を噛み合わせている面のデコボコがすり減っている
□ 歯と歯ぐきの境い目がV字状に削れている
□ 舌の側面に歯型がついている
□ 頬の内側にギザギザやボコボコした跡がある
□ エラの筋肉が張っている、筋肉に痛みを感じる
□ 顎の関節(耳の穴から1cmほど手前)を押すと痛い
□ 歯列の内側や上顎の中央に膨らみ(骨隆起)がある
これらの症状が思い当たる場合は、無意識のうちに歯のくいしばりが癖になっている可能性があります。早めに歯科を受診することをおすすめします。
「歯のくいしばり」の原因は、主にストレスといわれています。
自分なりのストレス解消法を見つけることが大切です。「どうしていいか解らない」という場合は、まずはストレスを溜め込まないよう、1日1回、ほんの数分でもリラックスする時間を作るように心がけましょう。
熱すぎない湯ぶねにゆっくり浸かる、好きなテレビを見て笑うといった細やかな楽しみで構いません。
具体的な取組みとしては、上下の歯が接触しないよう意識してください。リラックスしている状態では、上下の歯が当たっていないポジションにあるのが普通です。
首・肩・顎の筋肉をストレッチでやわらかくする、頬の内側など口内のこわばりをセルフマッサージでほぐす、といったリラックス法もおすすめです。
歯科医院では噛みあわせをチェックし、必要であれば矯正治療や、歯の上下が接触しないようガードするマウスピース療法も行えます。
「歯のくいしばりくらいで?」と軽視せず、一度お気軽にご相談ください。