食後?寝る前?歯磨きの効果的なタイミングとは?【予防ケア】
こんにちは。
名古屋市中村区千成通の「いわま歯科クリニック」です。
歯磨きの目的は、大まかに「食事したあとの食べかすを除去すること」、「歯の表面に付着しているむし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を除去すること」です。
皆さんは、歯磨きの効果的なタイミングをご存じでしょうか?
歯磨きの効果的なタイミングを知ることで、むし歯・歯周病の予防につなげていきましょう。
歯磨きをしていただきたいタイミングは、主に3つあります。
●就寝前
就寝前の歯磨きはとくに念入りにしていただきたいです。
なぜなら、就寝中は唾液の量が減り、細菌が繁殖しやすい時間帯だからです。
就寝前に念入りに歯磨きを行うことで、お口の中のむしば菌や歯周病菌が減少し、細菌の繁殖を最低限に留めることが可能になります。
10分ほどを目安に、丁寧に歯磨きするようにしましょう。
●起床直後
起床直後の歯磨きもおすすめのタイミングの1つです。
就寝中は細菌が繁殖しやすいため、起床直後が繁殖した細菌を除去するのに適しています。
起床直後に歯磨きせず、そのまま食事を摂ると、食べ物や飲み物に含まれる糖分が細菌と結びつきやすくなります。
意図せず、お口の中に歯垢(プラーク)が大量に生成されてしまうのです。
●毎食後
歯磨きは、毎食後に行うのもベストなタイミングです。
食後は、お口の中が酸性になり、歯が溶けやすい状態になります。
食べかすなどに含まれる糖分は、むしば菌や歯周病菌が好むエサとなるため、丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
食後20〜30分以内は歯磨きはしない方がよい、という話もあります。
それは、食事直後はお口の中が酸性になっているため歯の表面のエナメル質が柔らかくなっている状態だからです。
食後すぐに歯磨きをすると、柔らかくなったエナメル質の表面が傷つきやすい、と考えられているからです。
ただし、何よりも大切なのは歯を磨くことです。
お口の中を清潔に保つことが何よりのむし歯・歯周病の予防となります。
いわま歯科クリニックでは、患者さんお一人お一人に合わせた歯磨き指導を丁寧に行っております。
今の自分の歯磨きの仕方に少しでも不安がある方は、どうぞ気軽にお尋ねください。